謎ではなく仕組み

1羽の鳥が差異の雲になる。4つの素朴な段階が環をなして回る。この映画は各段階をたどる。

ステップ1 ― どの2つも同じではない

種は差異の雲。ノギスが列をなぞる様子を見てほしい。どのくちばしも測定値が違う。

そして多くは遺伝する

くちばしの深さは家系を貫く。点が親からヒナへ流れ続ける。

ステップ2 ― 生まれる方が多い

ダーウィンの試算: ゾウ1つがいから750年で約1,900万頭。ただし全員が生き残った場合。

世界が押し戻す

食物、捕食者、病、天候が迫り続ける。群れが薄まっていく様子を見てほしい。

環境がふるいを決める

ダフネ・マヨール、1977年。干ばつが小さく柔らかい種子を焼き払う。残るのは大きく硬い種子だけ。

想像ではなく実測

グラント夫妻はすべての鳥に足環を付けた。1978年の分布は1976年の右にあり、くちばしの深さは1世代で約5%増。

ステップ4 ― 生き残りが伝える

どのフィンチも自分のくちばしを変えていない。雲そのものがずれる。小さなくちばしは消え、大きいくちばしのヒナが残る。

数百万年、反復

系統樹と同じように、描画は広がり続ける。個体群は種へと分かれていく。

1つの祖先、十数種

渡来の波は次々と続き、各島はそれぞれのくちばしを保つ。

そうではない3つ

個体は新しい姿へ伸びていかない。はしこもなければ、目的地もない。この環に目的はない。

仕組みをもう一度

変異、遺伝、生存競争、選択。4つの段階の環は、一度も止まったことがない。

自然選択はどう働くか