1羽の鳥が差異の雲になる。4つの素朴な段階が環をなして回る。この映画は各段階をたどる。
種は差異の雲。ノギスが列をなぞる様子を見てほしい。どのくちばしも測定値が違う。
くちばしの深さは家系を貫く。点が親からヒナへ流れ続ける。
ダーウィンの試算: ゾウ1つがいから750年で約1,900万頭。ただし全員が生き残った場合。
食物、捕食者、病、天候が迫り続ける。群れが薄まっていく様子を見てほしい。
ダフネ・マヨール、1977年。干ばつが小さく柔らかい種子を焼き払う。残るのは大きく硬い種子だけ。
グラント夫妻はすべての鳥に足環を付けた。1978年の分布は1976年の右にあり、くちばしの深さは1世代で約5%増。
どのフィンチも自分のくちばしを変えていない。雲そのものがずれる。小さなくちばしは消え、大きいくちばしのヒナが残る。
系統樹と同じように、描画は広がり続ける。個体群は種へと分かれていく。
渡来の波は次々と続き、各島はそれぞれのくちばしを保つ。
個体は新しい姿へ伸びていかない。はしこもなければ、目的地もない。この環に目的はない。
変異、遺伝、生存競争、選択。4つの段階の環は、一度も止まったことがない。